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ニューバランスの中で、手に取りやすい価格帯と厚みのあるソールで支持されているのが「530」だ。574や996ほど語られる機会は多くないが、成り立ちを知ると、どんな人に向いた一足なのかがはっきりする。ここでは530の原型と構造、選ぶときの見どころを整理する。
原型は1992年のランニングシューズ
530は、1992年に登場したランニングシューズを起源とするモデル。当時はパフォーマンスランニング向けとして開発されたもので、現在はライフスタイル向けの定番として位置づけられている。近年よく見かける「MR530」は、初期のM530をベースに、よりモダンな見え方へアレンジしたアップデート版にあたる。
ミッドソールのABZORB(アブゾーブ)
530のクッションを担うのが、ミッドソールに搭載されたABZORBだ。ABZORBは緩衝材と圧縮抵抗を組み合わせて衝撃を吸収する素材で、歩行時に足へ返ってくる衝撃をやわらげる役割を持つ。厚みのあるソールと合わせて、長めに歩く日でも脚に負担が残りにくい方向の履き心地になる。
アッパーはメッシュと合成素材・スエードのレイヤード
アッパーは、通気性のあるメッシュに合成素材やスエードを重ねたレイヤード構成が基本。素材を切り替えながら重ねているため、単色でも面の表情が出る。レトロな意匠のソールデザインと合わせて、2000年代のランニングシューズを思わせる見え方になり、いわゆるY2K寄りのコーディネートにも合わせやすい。
574・996と比べたときの立ち位置
574や996が1980年代のランニングシューズを出発点にした、比較的低めのソールを持つのに対し、530は1990年代を出発点にしたぶんソールにボリュームがある。スニーカー単体の存在感を出したい、足元に厚みを持たせたいという場合は530、落ち着いたシルエットを選びたい場合は574や996、という分け方がわかりやすい。574と996の違いについてはニューバランス 574 と 996 の違いで詳しく整理している。
まとめ
530は、1992年のランニングシューズを原型に、ABZORBを積んだ厚めのミッドソールとレイヤードアッパーで構成されたモデル。ニューバランスの定番の中では「厚みのある見た目」と「歩いたときのクッション」を重視する人に向く。サイズや幅の感じ方は素材構成でも変わるため、可能なら実店舗で試してから選びたい。
このモデルを手放すときは、状態が良いうちに。売り方の比較と査定前の準備は履かなくなったスニーカーの売り方にまとめています。

