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スニーカーを洗うたびに手洗いするのは正直しんどい。そこで誰もが一度は考えるのが「洗濯機に入れてしまえないか」という手だ。結論から言うと、素材によって答えが変わる。入れてよいものと、入れた時点で寿命を縮めるものがはっきり分かれる。
洗濯機に入れてはいけないもの
まず、次の素材や部位は洗濯機に入れない。回転と水圧で戻せない変形が起きる。
- レザー・スエード・ヌバックなど革素材。水を含んで硬化し、色ムラも残る
- 接着が弱っている靴、ソールの縁が浮いている靴。剥離が一気に進む
- 装飾やパーツが付いた靴。金具やチャームは自分も洗濯槽も傷つける
- ヒール部にジェルやエア系のユニットが入った靴のうち、外側が樹脂で覆われているもの。強い衝撃で割れることがある
革素材の手入れは専用のやり方があるので、そちらは別記事を参照してほしい。
洗濯機に入れられるもの
キャンバス、ナイロン、ポリエステルといった布素材で、接着がしっかりしている靴なら現実的な選択肢になる。加えて、靴ひもとインソールは必ず外しておく。この2つを入れたまま回すと、絡まって片寄りの原因になるうえ、汚れも落ちきらない。
入れる場合の条件
- 靴ひもとインソールを抜く。ソールの溝に挟まった小石や砂は先に落とす
- 泥汚れはブラシで乾いた状態のまま払っておく。濡らしてから擦ると繊維に押し込むことになる
- 洗濯ネットに1足ずつ入れる。タオルを2枚ほど一緒に入れると回転中の打撃が和らぐ
- 水温は30度以下、コースは手洗い・ドライなど最も弱い設定にする
- 洗剤は中性洗剤。漂白剤と柔軟剤は使わない
- 脱水はかけないか、かけても短時間にとどめる
やりがちな失敗
いちばん多いのが乾燥機の使用だ。熱で接着剤が緩み、ソールが剥がれる。乾燥機は使わない。
次に多いのが直射日光での乾燥。紫外線でソールやアッパーの白い部分が黄変する。乾かすときは風通しのよい日陰に置き、内部に丸めた新聞紙かキッチンペーパーを詰めて、途中で一度交換する。完全に乾くまで1日から2日は見ておきたい。
また、漂白剤で白くしようとするのも避けたい。生地が傷むうえ、素材によっては逆に黄ばみが出る。
まとめ
洗濯機は「布製で、接着が健全で、弱い設定で回せる」という3条件がそろったときだけ使える手段だ。条件から外れる靴を無理に入れると、洗えたとしても次の一回で壊れる。判断に迷ったら手洗いに切り替えるほうが結果的に長く履ける。
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