メッシュ・ニットスニーカーの洗い方|型崩れと黄ばみを残さない浸け置き15分の手順

シューケア
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夏のあいだ履き倒したメッシュやニットアッパーのスニーカーは、9月がまとめて洗う頃合いです。ただしこの素材は、レザーやキャンバスと同じ感覚で洗うと型崩れと黄ばみを同時に招きます。傷めずに落とすための手順をまとめました。

メッシュ・ニットが他の素材と違う点

メッシュとニットは、糸と糸の隙間に汚れが入り込む構造です。表面をこすっても落ちにくい一方、水と洗剤はよく通ります。つまり「強くこする」より「浸けて押し出す」ほうが効率がよい素材です。

もうひとつの弱点が形の保持力です。革のような張りがないため、濡れた状態で放置したり、つま先を押しつぶした形で干したりすると、そのまま形が残ります。

用意するもの

  • 中性洗剤(おしゃれ着用の液体洗剤で可)
  • やわらかい化繊ブラシ、または使い古しの歯ブラシ
  • 洗面器やバケツ(ぬるま湯30度前後)
  • 乾いたタオル2〜3枚
  • 丸めた新聞紙、またはシューキーパー

硬い豚毛ブラシや金属ワイヤーのブラシは、糸をほぐして毛羽立たせるため使いません。

洗う手順

  1. 靴ひもとインソールを外し、別々に洗う。ソールの土や砂は乾いた状態でブラシで落としておく。
  2. ぬるま湯に中性洗剤を溶かす(水1リットルに小さじ1程度)。
  3. アッパーだけを10〜15分ほど浸ける。全体を水没させず、ソールの接着部は浸けすぎない。
  4. やわらかいブラシで、編み目に沿ってなでるように動かす。往復ゴシゴシは毛羽立ちのもと。
  5. 洗剤が残らないよう、ぬるま湯でしっかりすすぐ。すすぎ残しは乾いたあとの黄ばみと輪ジミの原因になる。
  6. タオルで挟んで押さえ、水気をできるだけ吸い取る。ねじって絞らない。
  7. 丸めた新聞紙かシューキーパーを入れて形を作り、風通しのよい日陰で乾かす。

やりがちなNGと注意点

洗濯機で回す:ドラムに当たる衝撃でソールの接着が剥がれ、ニットは伸びます。手洗いに留めます。

塩素系漂白剤を使う:白いメッシュを白くしたい気持ちは分かりますが、繊維が黄色く変色したり、接着剤が劣化したりします。使いません。

直射日光やドライヤーで乾かす:紫外線と熱は、ソールのウレタンと接着剤の劣化を早めます。急いでいても日陰で送風です。

すすぎを省く:洗剤が残ったまま乾くと、乾燥後に白い粉や黄ばみとして浮きます。洗う工程よりすすぎに時間をかけるくらいでちょうどよい配分です。

なお、ニットの一部にスエードやレザーの切り替えが入っているモデルは、その部分だけ水を避けて別ケアにします。全体を浸けると切り替え部分にシミが残ります。

まとめ

メッシュ・ニットは「ぬるま湯+中性洗剤で浸け置き、やわらかいブラシでなで、すすぎを丁寧に、日陰で形を作って乾かす」が基本です。洗濯機・漂白剤・直射日光の3つを避けるだけで、失敗のほとんどは防げます。乾いたあとに防水スプレーをかけておくと、次に汚れが入り込むまでの時間を稼げます。