ニット素材のスニーカーは足なじみが良く、近年は多くのブランドが採用している。一方で伸縮性があるため、洗い方や保管方法を誤ると型崩れしやすい弱点がある。今回はニット・フライニット系スニーカーを長持ちさせる基本的な手入れ方法を紹介する。
ニット素材が型崩れしやすい理由
ニットは編み構造のため通気性に優れる一方、繊維同士の結びつきが緩く伸びやすい。洗濯時に強くこすったり絞ったりすると、繊維が伸びて元に戻らなくなることがある。また濡れた状態で吊るして干すと、重みでアッパーが伸びてしまうケースもある。
手入れに用意するもの
- ブラシ:柔らかい毛のもの
- 洗剤:中性洗剤
- タオル:吸水性の高いもの
- シューキーパー:木製または樹脂製
基本の手入れ手順
- 靴紐とインソールを外し、乾いたブラシで表面のほこりを払う
- 中性洗剤を薄めた水にタオルを浸し、軽くたたくように汚れを拭き取る
- 強くこすらず、押し洗いの要領で汚れを浮かせる
- すすぎ後はタオルで水分を挟んで吸収し、絞らない
- 形を整えたうえで、シューキーパーを入れて陰干しする
洗濯機を使う場合もニットは摩擦に弱いため、洗濯ネットに入れて弱いコースを選ぶと安心だ。乾燥機の熱は変形の原因になるため避けたい。
やってしまいがちなNG行動
- ハンガー干し:重みで伸びる原因になる
- 直射日光での乾燥:色あせや硬化のリスク
- 強い絞り:繊維がよれて型崩れしやすい
- 硬いブラシの使用:毛羽立ちや糸引けの原因
ニットは伸びてしまうと自力で元の形に戻すのは難しい。普段からシューキーパーを入れて保管しておくと、履きジワや甲のつぶれを予防しやすくなる。木製タイプは吸湿効果も期待できるため、複数のニットスニーカーを持つ場合は用意しておくと管理がしやすい。
まとめ
ニット素材のスニーカーは快適な履き心地が魅力だが、伸縮性ゆえに扱いには注意が必要だ。優しい手洗いと平干し、そしてシューキーパーによる型崩れ対策を習慣にすることで、購入時に近いシルエットを長く保ちやすくなる。日々のちょっとしたケアの積み重ねが、お気に入りの一足の寿命を左右する。
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