革靴・レザースニーカーのつま先の擦り傷の直し方|補色クリームで目立たなくする手順と、塗ってはいけない素材

シューケア
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レザースニーカーや革靴のつま先は、段差や机の脚にぶつけて白っぽい擦り傷ができやすい場所です。表面の色だけが削れた浅い傷なら、補色クリームを使えば自宅でかなり目立たなくできます。ここでは、傷の深さの見極めから、補色クリームの塗り方、仕上げまでの手順と、やってはいけないことを整理します。

まず傷の深さを見極める

指で撫でて引っかかりがなく、色が抜けて白っぽく見えるだけなら「表面の色落ち」で、補色クリームだけで対応できます。爪が引っかかる段差がある、革の表面がめくれている場合は「えぐれ傷」で、補色の前にサンドペーパーで段差をならす工程が必要です。革そのものが裂けている、底との境目まで達している傷は自宅補修の範囲を超えるため、修理店に相談してください。

用意するもの

  • 補色クリーム(靴の色に近いもの。黒は色合わせが楽で初心者向き)
  • 馬毛ブラシと柔らかい布
  • レザークリーナーまたは水で湿らせた布
  • サンドペーパー(えぐれ傷がある場合。#400〜#1000 程度)
  • 仕上げ用の靴クリーム(乳化性)

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手順

  1. ブラシでほこりを落とし、傷のまわりをクリーナーか湿らせた布で軽く拭いて汚れと古いクリームを取る。乾くまで待つ。
  2. えぐれ傷がある場合だけ、目の細かいサンドペーパーで段差をなだらかにする。傷の縁からまわりへ少し広げて削ると、補色後の境目が出にくい。
  3. 補色クリームを指先か綿棒に少量とり、傷の部分にだけ薄く置くように塗る。一度で隠そうとせず、乾かしてから重ねる。
  4. 10分ほど乾かす。乾くとざらついた膜が残るので、指先で傷のまわりへぼかすようになじませる。
  5. 全体に乳化性の靴クリームを薄く塗り、馬毛ブラシでならしてから、布で乾拭きしてつやを整える。

やりがちなNG・注意点

いちばん多い失敗は、傷より広い範囲に補色クリームを厚く塗ってしまい、そこだけ質感が変わって逆に目立つことです。塗るのは傷の部分だけ、薄く重ねるのが基本です。色は必ず目立たない場所(かかとの内側など)で試してから使ってください。同じ「黒」でも青みや赤みが違い、乾くと色が濃くなる製品もあります。補色クリームはスムースレザー向けなので、スエードやヌバックの起毛革、エナメル、コーティングされた合皮には使わないでください。起毛がつぶれたり、表面が曇ったりする原因になります。サンドペーパーは削りすぎると戻せないため、えぐれ傷がないなら使わないこと。仕上げにワックスで強くつやを出すと、補色した部分との差が出やすいので、普段の乳化性クリーム程度にとどめるのが無難です。

まとめ

つま先の擦り傷は、浅い色落ちなら補色クリームを傷の部分に薄く重ねるだけで目立たなくなります。段差がある傷はサンドペーパーでならしてから、裂けている傷は修理店へ。塗る範囲を広げない、必ず色を試す、起毛革やエナメルには使わない、の3点を守れば失敗はほとんどありません。傷を隠したあとは、普段の靴クリームでの保革を続けることで、次の擦れにも強くなります。

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