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オニツカタイガーの定番ラインのなかで、MEXICO 66ほど主張が強くなく、それでいてブランドらしさは残る。そんな立ち位置にあるのが「GSM(ジーエスエム)」だ。名前の意味も、どんな場面に向くのかも分かりにくいモデルなので、成り立ちから履き方までを整理しておく。
GSMという名前の意味
GSMは「Game, Set, Match(ゲーム・セット・マッチ)」の頭文字を取ったモデル名だ。テニスの試合終了を告げるコールがそのまま名前になっている通り、ヴィンテージのテニスシューズをルーツに持つ。オニツカタイガーの公式説明でも、往年のコートシューズのスタイリングを現代の日常向けに再解釈した一足として紹介されている。
どんな見た目のモデルか
アッパーはレザーまたは合成皮革を中心とした構成で、面が広く、装飾が少ない。サイドにはブランドのシグネチャーであるタイガーストライプが入るが、MEXICO 66のように大きく波打つ形ではなく、コートシューズらしく落ち着いた入り方をする。トゥやヒールにはスエードのオーバーレイが重なり、平坦になりがちな白い面に陰影を与えている。
ソールはごく標準的な厚みのミッドソールに、フラットなラバーアウトソール。薄底のSERRANOほど地面に近くはなく、厚底のDELECITYのようなボリュームもない。この「中間」であることが、GSMがどんな服にも馴染む理由になっている。
MEXICO 66との使い分け
MEXICO 66は細身で先が長く、独特のストライプが強く目に入る。足元だけで完結する存在感がある一方、コーディネートを選ぶ場面もある。対してGSMは、テニスシューズ由来のシンプルな面構成なので、白のワントーンで選べばオフィスカジュアルにも、ブラックやネイビーなら落ち着いた大人の装いにも合わせやすい。「オニツカタイガーは気になるが、MEXICO 66は主張が強い」と感じる人に向く選択肢だ。
サイズと素材の選び方
GSMはやや細身の作りとされることが多く、普段のスニーカーサイズでつま先が窮屈に感じる場合は0.5cm上げる選択が現実的だ。とはいえ足型には個人差があるため、可能なら試着して幅と甲の当たりを確認したい。
素材はレザー系のモデルが中心で、スエードを部分使いしたものもある。レザー面は履きジワが入りやすいので、シューキーパーで形を保ち、乾いた布で汚れを落としてから保革クリームを薄く入れておくと表情が長く保てる。スエード部分には水や油をそのまま入れないよう、ブラッシングと防水スプレーで対応する。
まとめ
GSMは、テニスシューズの素直な形をそのまま残した、オニツカタイガーのなかでも扱いやすい定番だ。派手さはないが、その分だけ長く履ける。カラーやモデル展開は時期によって入れ替わるため、購入時は公式オンラインストアや取扱店で最新のラインナップを確認してほしい。
このモデルを手放すときは、状態が良いうちに。売り方の比較と査定前の準備は履かなくなったスニーカーの売り方にまとめています。

